マル

晴れた朝の散策で

3年前の夏に亡くなったウチの駄犬は、秋の散歩の折 積もった枯葉を得意そうにラッセルし、何やら愉しげにしていました。 休日の朝 公園に差し込む光が良い具合でも 戻ったら当然ゴハンにしない訳には行きません。 その後出直しても、もうとっくに全く違う場…

最後だとわかっていたなら

大阪池田小の事件から、今日で20年目となることを報せる天声人語に その詩のことが書かれていました。 埋めようの無い後悔の記述の後、深い哀しみの感情は 大切なもの達への気持ちを表すことを、素直に肯定する処へと至り 諸々「別離の時」へと向かい続けて…

愛おしい死者と共に

出勤前のニュース。核兵器禁止条約のイベントに 核廃絶運動家のサーロー節子さんが寄せられたスピーチのなか 「愛おしい死者と共に歩み続けましょう」という言葉がとても心に響いて。 ニュースの内容とは全く関係ない方向へ、ついココロは向かってしまうのだ…

朝飯前の茶飯事

奴の散歩をしなくなってから、めっきり足が遠のいていたところ。雨上がりの休日の朝(遅めな散歩の時間ですね)、陽が射したので立ち寄ってみました。 住宅地の中に忽然と現れる小公園。 古墳のように高低差があり、一寸した林っぽいのです。 ススキは朝陽に…

時限爆弾!

Facebookを開くと、折に触れこういうのが出てくる。元気だった頃の得意げな表情を見て 「そうか、もう君はいないのか」 と城山三郎さんの著書のタイトルをつぶやく自分。 でも、こういう過去のプレイバック。悪くないサプライズだったりもして。 「このハロ…

四十九日

というわけで、奴が向こうへ行ってから49日。 破れたふすまや、齧った椅子の脚。そして掘った壁(!)等々 名残りは変わらず部屋にあります。 「マル。元気か? ゆっくりおやすみ」 掛け替えのない時間を、本当にありがとう。