もみじの色が濃くなってくる頃、秋を送るあかりが また長谷寺に灯るのでした。
照らされている紅葉はもちろん、シルエットとなる枝のかたちもアリですね。
見事な情景に圧倒されながら見上げ続ける中
首を下ろしてふと振り返ると、彼らが静かにこちらをみています。
池の水面はあくまで静か。ただ、時折鯉が跳ねたりして波紋ができるのも趣きです。
この世のものとは思えないような風景 (ある種あちら側に近い空間ですし!)
の一方で、枯山水奥 書院の丸窓にの灯りにも惹かれますね。
その向こうにいるかもしれない誰かのことを、想像するからなのでしょう。
寒い季節に向かう事を、眼でも肌でも感じつつ
夏の終わりの時とは また一味違う、秋の長谷の灯りです。
ちなみにライトアップは明日までやってます。